2月らしい月曜の夜にこんばんは。
御殿場駅前BAR QUEST@マスターでございます。
2月らしいって言ったら2月らしいんです。
察して下さい(泣)

先週もちょっと触れましたが、
当店たま~に外国のお客様がお見えになります。
御殿場には海兵隊の基地があるせいで
外国人お断りのお店も結構ありますが、
当店では海兵隊員もあまり来ませので特にお断りはいたしておりません。
といって特に歓迎もしていませんが。
海兵隊員にはウチの店はかなり高価なお店らしいです。

で、そんな外国のお客様をお迎えして思うのが、
「日本におけるカクテルのガラパゴス化」ですね。
なんだかムズカシイ言い回しですが、単純に言うと
「日本のバーテンダーは世界基準で流行っているカクテルを知らない」
ってことです。

これは日本人バーテンダーの性格というか気質というか
いい意味でも悪い意味でも「職人」だから起こることだと思われます。
日本人バーテンダーは他人が考えたカクテルを作ろうとしないんです。
実は公式に新しいカクテルって年間100種類以上作られています。
「公式に」って言うのは「カクテルのコンペで決勝まで残ったカクテル」って意味。
日々生まれて発表もしていないのも入れると数万にも登ります。

これは海外発信のカクテルにも当てはまりまして、
海外で流行っているカクテルを知っているバーテンダーは非常に少ないのが現状です。
でもこれ、このままだとちょっとマズイんですよね。
ちょっとマズイ理由は2020年の東京オリンピックです。
日本人バーテンダーは世界的にも「優秀」であることが知られておりまして、
高い技術力ときめ細かい接客で「amazing!」とまで評価されております。
BARフリークの外国人が大挙として来店されることも考えられるのですが、
注文したカクテルがことごとく「知らない」ではガッカリされてしまいます。
協会がそれに気づいてくれるといいんですがねぇ。
ま、ワタクシは部外者ですから静観を決め込むとしましょう。