定休日を前にお酒とジュースとチーズを発注いたしました
御殿場駅前BAR QUEST@マスターでございます。
9、10、11月は売上が上がらない月なので程々にね。
ま、注文したにもかかわらず、今日はこれから東京へ仕入れに行きますが。

当店を語る上で大きなファクターとなっております「チーズ」
その中でも風合いの強い「ブルーチーズ」や「ウォッシュチーズ」
慣れない方にはなかなかハードルが高い食品です。
この辺りもなるべくよく知っている「プロの意見」を聞いて下さい。

と申しますのも、一般に「美味しい」と言われている銘柄と、
慣れていない方が「美味しい」と感じる物にはかなり隔たりがあります。
チーズは微生物の働きにより、
乳に含まれるタンパク質がアミノ酸に変わることによって
美味しくなっていきます。
ここが問題。
美味しさと引き換えに「臭い」が強くなっていってしまいます。
「臭い」によって食欲が減退するのは生存本能の働き。
小さな子供が「酸っぱいもの」「苦いもの」を嫌うのと同じ働きです。

ところが成長していくと「経験」によってそれを克服します。
酸っぱい酢の物が美味しく感じたり、
苦いと思っていたビールなどのお酒を美味しいと感じる様になります。
「臭い」も同じ。
漬け物や納豆などの発酵食品を「美味しい匂い」と感じるでしょ?

まず風合いの弱い銘柄で慣らします。
そして「臭い」と「味」を結びつけます。
徐々に風合いを強くしていくと、
「臭いの強さ」=「旨さ」に結びついてくるようになります。

さて、また今回も美味しいチーズを仕入れてきましょうかね。