バーテンダーのムダ知識

ウィスキーの年数表記

2年ぶりに携帯を機種変更いたしました
御殿場駅前BAR QUEST@マスターでございます。
携帯電話を持ち始めて数十年、
初めて「最新機種」ってのにしました。
またしてもAndroidの仕様変更に翻弄されております。

ウィスキーの表記で代表的な年数表示。
「熟成年数」であることは皆さんご存知だと思います。
では問題、「何の」熟成年数でしょうか?
ウィスキーの熟成年数表記ですからウィスキーなのは当然です。
でもね、ウィスキーって単一の樽からボトリングされてるわけではありません。
数種類のウィスキー同士をブレンドして作られています。
その数種類のウィスキーのうちどれが「熟成年数」として表記されているでしょうか?
全部混ぜ合わせてから?残念!そんなこと神様にでもならないとできません。

実はこの熟成年数表記、「ブレンドされる、最も若いお酒」の年数なんです。
ですから「12年表記」されているウィスキーには16年のものも
18年のものも15年のものも使われているってこと。
ひょっとすると「12年熟成」のウィスキーは一滴も使われていない可能性さえあります。

「でもシングルモルトはその年数熟成されたものですよね?」なんて聞かれます。
が、残念!シングルモルトでも様々な年数のものが使われています。
シングルモルトウィスキーの定義は
「大麦飲みを使い、単一蒸留所で作られたウィスキー」ではありますが、
「単一の蒸留所同士のウィスキーを混ぜあわせてはいけない」という規定はありません。
年数表記は「◯◯12年って言う企画」だと考えていただければよろしいかと。

ちなみにの見分け方は
ボトルに「From the Barrel」(フロム ザ バレル)の表記や
蒸留年表記がされているものは100%その年数熟成されたものです。
バーボンのブラントンやブッカーズ、エヴァン・ウィリアムズ23年などが
代表的な単一バレルものです。

梅雨の天気は当たりにくい

土曜日に炊いて食べ損なったご飯を
あり合わせの材料で炒飯にして食べた
御殿場駅前BAR QUEST@マスターでございます。
・・・いや、食べ過ぎた。
一人で1合強はやっぱり多かったか。
もう若く無いっすね。

自転車ナシ生活3日目(通勤用がね)ですが、
幸いにも時節は梅雨。
ま、今のところ空梅雨傾向ですが。
しかし天気予報は一応毎日「雨予報」が出ております。

「雨の予報なのにちっとも降らないじゃん」なんて思ってます?
「相変わらず天気予報は当たらない」とか。
実は今の時期とその他の時期では雨が降るメカニズムがちょっと違います。
ざっくりと説明しますと、
通常の雨は
雨雲からシャワーのように、ザーッと降った状態で移動してきます。
もしくは、いっぱいに雨を含んだ状態で雲が移動してきて、
山などに当たると降り始めたりします。
この場合、風向きなどで方向が特定しやすいので、
降水確率は比較的信ぴょう性が高い。

夕立やゲリラ豪雨なども、
急激な気圧の変化や上空の温度変化などで
比較的動向はわかりやすい傾向にあります。

では梅雨時期はどうなのかというと、
丁度水をいっぱいに含んだスポンジが上空に浮かんでいるような状態。
刺激を受けたり、湿った風が流れこんだり、上空に寒気が入ると降り始めますが、
それらの刺激がないと降り出しません。
で、この「刺激」がどのタイミングでかかるのかがわかりにくい上、
どの程度の「刺激」で降り始めるのかも予測が難しいってわけです。

ま、この時期はいつ降り出してもいいように傘を持って歩くことです。

ウィスキーサワーとハイボール

GWの代休が取れないまま5月が終わろうとしております
御殿場駅前BAR QUEST@マスターでございます。
先週行く予定だったんですが、諸事情でね。
最大の理由が、天気が思わしくなかった事と、
泊まりたいと思っていたホテルに空きがなかったため。
いつ行けるかなぁ・・・

昨今流行っております「ハイボール」
BARにはそのハイボールと混同しやすいカクテルがございます。
その名も「ウィスキーサワー」
でもね、「ハイボール」と「ウィスキーサワー」は全然違う飲み物です。
これは居酒屋さんなんかで「酎ハイ」と「サワー」が
同じもののように扱われているからですね。

そもそも「サワー」って「酸っぱい」って意味で、
「シュワシュワしてる」って意味はありません。

こちらとても、「あ、きっと勘違いしてるな」と思ったら
こちらからご確認いたしますけどね。

ガラパゴス化

2月らしい月曜の夜にこんばんは。
御殿場駅前BAR QUEST@マスターでございます。
2月らしいって言ったら2月らしいんです。
察して下さい(泣)

先週もちょっと触れましたが、
当店たま~に外国のお客様がお見えになります。
御殿場には海兵隊の基地があるせいで
外国人お断りのお店も結構ありますが、
当店では海兵隊員もあまり来ませので特にお断りはいたしておりません。
といって特に歓迎もしていませんが。
海兵隊員にはウチの店はかなり高価なお店らしいです。

で、そんな外国のお客様をお迎えして思うのが、
「日本におけるカクテルのガラパゴス化」ですね。
なんだかムズカシイ言い回しですが、単純に言うと
「日本のバーテンダーは世界基準で流行っているカクテルを知らない」
ってことです。

これは日本人バーテンダーの性格というか気質というか
いい意味でも悪い意味でも「職人」だから起こることだと思われます。
日本人バーテンダーは他人が考えたカクテルを作ろうとしないんです。
実は公式に新しいカクテルって年間100種類以上作られています。
「公式に」って言うのは「カクテルのコンペで決勝まで残ったカクテル」って意味。
日々生まれて発表もしていないのも入れると数万にも登ります。

これは海外発信のカクテルにも当てはまりまして、
海外で流行っているカクテルを知っているバーテンダーは非常に少ないのが現状です。
でもこれ、このままだとちょっとマズイんですよね。
ちょっとマズイ理由は2020年の東京オリンピックです。
日本人バーテンダーは世界的にも「優秀」であることが知られておりまして、
高い技術力ときめ細かい接客で「amazing!」とまで評価されております。
BARフリークの外国人が大挙として来店されることも考えられるのですが、
注文したカクテルがことごとく「知らない」ではガッカリされてしまいます。
協会がそれに気づいてくれるといいんですがねぇ。
ま、ワタクシは部外者ですから静観を決め込むとしましょう。

討ち入り

連休明け、降雪後、給料前の御殿場駅前からこんばんは。
おまけに急激に寒くなったときたもんだ。
昨日も今日もパンを焼いております
BAR QUEST@マスターでございます。
そのうちウチのお店はパン屋になっちゃうんじゃなかろうか?

年末になるとスペシャルドラマでも頻繁に放送されております「忠臣蔵」
今更説明するには及ばないとは思いますが、
万が一知らない方はぜひ調べてみてください。

その忠臣蔵のクライマックスといえば、
四十七士の討ち入りでございます。
雪が舞う12月14日に討ち入りをするわけですが、
あぁ、昔は12月に東京(当時の江戸)でも雪が降るぐらい寒かったのか。
それに引き換え最近は温暖化で12月に雪が降ることも無くなった・・・
そんな風に思っていませんか?
違いますよー。
忠臣蔵の舞台は「江戸時代」です。暦は「旧暦」なんです。
もうお解りですね?
実際の討ち入りは今の暦だと1月後半。
雪が降っても全然不思議じゃない。実際降ったし。

ちなみに旧暦12月14日は今週土曜日。
折しも雪の予報が出ております。
ぜひ討ち入りに見えて下さい。
くれぐれも酒に討ち取られぬようお気をつけて。
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